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過活動膀胱ってどんな病気?

いつもトイレが気になる…過活動膀胱

過活動膀胱(かかつどうぼうこう)は、膀胱が過敏になり、自分の意に反して収縮してしまう病気です。

  1. (1)急に我慢できない強い尿意をもよおし、もれそうになる。
  2. (2)トイレに行く回数が多い。
  3. (3)急に尿意をもよおし、トイレに間に合わずもらしてしまった。

こんな経験はありませんか? 当てはまる方は、過活動膀胱かもしれません。

50歳以上の女性では、 8人に1人が過活動膀胱!

過活動膀胱にかかっている人は、40歳以上で810万人(12.4%)と推定されています。
50歳以上の女性では、8人に1人がかかる可能性のある病気です。

過活動膀胱の有病率
50代以上女性の8人に1人50代以上女性の8人に1人

【調査概要】2002年11月に、全国住民台帳から無作為抽出した40歳以上の男女10,096人を対象に、排尿に関する症状についての質問票を郵送。有効回答数4,470(うち女性54%、男性46%、平均年齢60.6歳)。

本間 之夫ほか:日本排尿機能学会誌 14(2):266, 2003より改変

トイレに間に合わなかった…つらい経験はありませんか?

急な尿意でトイレに間に合わなくなる症状のことをUUI(Urgency Urinary Incontinence:切迫性尿失禁)といい、過活動膀胱の症状がある40歳以上の女性の約64%が、週に1回以上UUIをおこしているという報告もあります。

こんな日常生活を送るなんて……

過活動膀胱は、命に関わるような病気ではありません。
しかし、あなたの「生き生きとした人生」を妨げてしまう、代表的な病気です。
いつもトイレのことが気になって、人付き合いや外出が嫌になる、旅行が楽しめない、夜中のトイレで骨折転倒の原因になるなど、あなたの生活の質を低下させてしまいます。

  • 外出を控える外出を控える

    外出を控える

  • いつもトイレの場所を確認しないと安心できないいつもトイレの場所を確認しないと安心できない

    いつもトイレの場所を確認しないと安心できない

年のせい、だとばかり考えないで!

心当たりがあれば、年齢や体質のせいと考えるのではなく、病気を疑ってみることも大切です。
もし病気だとわかれば、治療法があります。

年だからって、あきらめないで!年だからって、あきらめないで!

女性の受診率は、わずか8%未満

頻尿や尿失禁に悩んでいるのに、年齢のせいだからとあきらめている人や、恥ずかしくて誰にも相談できずに我慢している人は、たくさんいます。
その受診率は男女全体でたったの22.7%。とくに女性は低く、8%にも達していません。
高齢の女性になると、さらに低くなってしまいます。
過活動膀胱の悩みや我慢からの解放は、まず受診して相談することから始まります。

「悩みを相談できる病医院を探す」では、過活動膀胱の悩みを相談しやすい病院や医院、クリニックなどを検索することができます。
あなたに合った病医院をみつけて受診してみましょう!

女性の受診率は、わずか8%未満女性の受診率は、わずか8%未満

監修:医療法人 LEADING GIRLS 女性医療クリニック・LUNAグループ 理事長 関口 由紀 先生

こんな症状も気になっていませんか?

症状の悪化を食い止めるには、早い段階でお医者さんに話をするのが一番です。
自分のため、家族のため、ご自身の健康をしっかり考えてみませんか。