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寝たきりを防ぐために、
今できること/健康寿命とは…

寝たきりを防ぐために、今できること/健康寿命とは…

10年後も元気なあなたでいるために、今すべき、女性の健康づくり

寝たきりの老後ってイヤですよね?

閉経後、女性は、女性ホルモン(エストロゲン)が減って、さまざまな病気になりやすくなります。
でも、病気のサインを「年のせい」だと我慢したり、症状がないからといって何もしないでいると、いつの間にか病気が進行してしまうことがあります。
そうならないためには、病気のことを知り、日ごろから自分のからだの状態を把握することが大切です。
このサイトでは、更年期以降にかかりやすい病気の中でも、見逃されやすいものを中心に分かりやすくご紹介しています。
あなたの生き生きとした老後のための手がかりにしてください。

10年後のあなたはどっち!?
10年後のあなたはどっち!?10年後のあなたはどっち!?

人生の「7分の1」は楽しめない!?女性の一生

2010年に発表された日本人女性の平均寿命は86.4歳で、世界最長を誇っています。しかし、健康で生き生きとした日常生活を送れる期間「健康寿命」は73.6歳と、約12年の差があります。つまり、女性は、人生の実に「7分の1」にも及ぶ期間を、健康上の問題で日常生活が制限される状態で過ごしていることになります。
健康でいられる期間を延ばすこと、すなわち健康寿命の延伸は、女性の皆さまやそのご家族の日々の幸せにつながるだけではなく、社会的にも重要な取り組みであるといえます。
健康寿命を延ばすためには、女性の平均的な健康寿命である「74歳」以降の方はもちろん、それより若い方に対しても、現在、または将来かかる可能性のある病気の早めの予防・治療が重要となります。

平均寿命と健康寿命の比較(2013年)
平均寿命と健康寿命の比較(2013年)平均寿命と健康寿命の比較(2013年)

第2回健康日本21(第二次)推進専門委員会:厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会 発表資料(平成26年10月1日)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000059796.html 2016/7/25参照
橋本修二:厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)分担報告書, 2015
http://toukei.umin.jp/kenkoujyumyou/houkoku/H27.pdf 2016/7/25参照

健康寿命を延ばすために、重要な考え方として「Well-Aging(ウエルエイジング)」があります。Well-Agingとは、「上手に老いる」ことを意味し、病気や障害に悩まされないだけでなく、からだや心の健康を維持して生き生きと暮らせる状態であることを意味します。
健康寿命を延ばすということはすなわち、Well-Agingを実現することでもあります。

ウエルエイジング

知ってほしい更年期以降のリスク

女性のWell-Agingを実現し、健康寿命を延ばすためには、どのような要素を考えたらよいでしょうか。カギとなるのは、女性ホルモンである「エストロゲン」です。
更年期までの女性は、エストロゲンの分泌が多いために、男性に比較してさまざまな病気にかかる割合が低く、いわばエストロゲンに守られている状態といえます。
しかし、いったん更年期になり、エストロゲンの分泌が減少すると、エストロゲンに守られている状態が徐々に失われます。その結果、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をはじめ、骨粗鬆症、物忘れやうつ、排尿障害など、さまざまな病気のリスクにさらされるようになります。
閉経後も女性の人生は約35年続いていきます。この期間を健康に、幸せに過ごしていただくためには、さまざまな病気のリスクを見逃さずに対処していくことが重要です。

知ってほしい更年期以降のリスク

監修:帝京大学臨床研究センター(TARC) センター長 寺本 民生 先生

こんな症状も気になっていませんか?

症状の悪化を食い止めるには、早い段階でお医者さんに話をするのが一番です。
自分のため、家族のため、ご自身の健康をしっかり考えてみませんか。